前日の大井川は不調で、水量がとても少なかったです。江戸時代とは大違い。
箱根は登りが4時間、下りも4時間でした。何度も頂上は近い、と思える景色に出会いましたが道が上下にうねっているためでした。でも歌を歌いながら登ると辛くありません。交通量はやたらと少なく、自分の息遣いだけが聞こえています。
登りでは救急車が2台走ってゆきました。たまにバイクが山道をレースのような走りで歩行者(私)をピンに見立ててすれすれに駆け抜けてゆきます。あちこちのカーブでは花が添えてあるので事故も多いのでしょう。
大型トレーラーがいると、全線追い越し禁止の為、その後ろには10台くらい乗用車がつらなっている。
旧街道と交差するので木々が茂っていて日差しは和らいでいます。
木陰で一休み。
ドライブインでジュースを買ったが、別の人と自動販売機が同着になり譲らずに先に買うと、後からのその人はもう1本おまけ、が当たっていた。
旧街道には甘酒屋が2軒あり、昔ながらの粋な建物でした。甘酒を一杯頂戴しました。
峠にはバイク軍団。信号の青に合わせてレースをやっています。
箱根峠はほとんど平らで台地状になっていました。駐車場でコンロでお湯を沸かし、インスタントラーメンを作り、イワシの缶詰と一緒に食べた。1人おじさんが来て「世界は歩かんのか」。別の人が来て「優雅やなあ」。この二人目の人は、バイク軍団の人たちのことを「テクニックが未熟。ふかしすぎなのは下手な証拠。バイクをパパやママに買ってもらっているくせに。」などと毒づいていました。そして「あなたに本物のゼロヨンを見せてあげる」といってものすごい急発進を見せて、そのまま行ってしまいました。
峠からの下り道はものすごい渋滞。この中を時速4kmで動かない車を追い抜いて行くのは快感。
山を下りると湯本温泉。立派なホテルばかり。
線路伝いに歩いて、途中の駅で寝ようと考えたが、遅くまで電車があり下車する乗客も多いので取りやめ。無人駅とは勝手が異なる。
立体交差の道路下で雨を防いで寝ようとしていると、通りがかりの人から近くに神社があることを教えてもらった。
小田原市について今日もまた神社の軒先でお世話になります。庇をお借りします。
神社で仮眠できる日は簡易テント(ツェルト)を張る必要がなくて樂です。時間の
余裕ができると衣類を洗濯します。川に直接入って身体ごと洗うのが一番楽しくて
涼しいですが、町中ではそのようなこともできず、大人しく水道水で洗います。
洗濯をしているうちに日暮れになり、後は眠るだけ。19時には眠りますから朝は
大体5時頃、日の出と共に目覚めます。
Masa
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