8日目。早朝、神主さんは居られず、管理人の方に挨拶をして出発。
昨日神主さんから周辺の旧街道について地図を頂いていたので旧街道に沿って歩く。
松並木が続いてきれいに整備されています。
当時真夏の為、毎日ジュースを飲みすぎ胃の調子は良くない。
朝食代わりに自販機でカップヌードルを買ったが、お湯が出ない。自分のコッヘルで湯を沸かして朝食です。
国道一号線と旧街道はたびたび交叉して左右が入れ替わります。
昼食を摂ったどさんこラーメンの店で、気さくなおじさんと同席になりました。
おじさん曰く「長旅には水と塩がいる」。体調がよくないのは塩のせいだ、と自己発見。野菜や果物を多くとることは気を付けていたのですが、塩分は考えていなかった。気温は35℃を越え、8時間歩き続けているので大量の塩分が失われているはず。さっそく、途中の酒屋で食塩を購入。
酒屋のおじさん曰く、「旅で一番つらいのは孤独だ」「知人で昔、東海道53次を口を利かずに歩ききろうとしたが故郷付近を通った時に溜まらず話しかけてしまった」。実感として納得。疲労もあって、涙もろく、人懐こくなっています。
最終的に旧街道は一号線と合流。国道沿いのスーパーでみたらし団子を食べる。
古びた鉄道があるあたりに小さなお寺があり、ここを野宿で当てにしていたが、お寺の外、門の屋根を雨を凌ぐために道路側で間借りすることも断られてしまった。どうしたものか、としばらく歩いて小学校。学校は規則が厳しいから駄目だよね、と思いつつ、時間は17:30.日暮れ前に場所を決めてテントの設営と洗濯等を終えておきたいので、15分以内に寝る場所を決めることにする。
10分進み、石段が崩れ苔むしている小さな寺を発見。簡易テント(ツエルト)を設営していると蚊がじゃんじゃん寄ってきて、今晩は蚊の攻撃で眠れないな、と気が重くなった。
テントの設営中、私は気付いていなかったが横の畑で農作業をしているおばさんがおられた。寺の横の集会所なら泊まっていいよ、とおっしゃってくれた。お言葉に甘える。
(集会所の写真)
このおばさんの家は集会所からすぐ近くにあり、お風呂に入れてくださった。
お茶飲んで行き。ぶどう食べて行き。スイカ食べて行き。とお世話になった。娘2人、息子1人のお子さんで会話がとても多い一家でした。
前日に続き、畳の部屋で寝ることができた。
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